ホームページが古い・更新できない…作り直すべきサインと判断基準
「このホームページ、そろそろ古いかもしれない」——年数だけで判断すると、まだ使えるサイトを作り直したり、逆に手遅れになるまで放置したりしがちです。本記事では作り直しを検討すべき具体的なサインと、部分改修かフルリニューアルかの判断基準を、専門用語をできるだけ使わずに整理します。
執筆: おもてらいと編集部(ホームページ運用チーム)
「うちのホームページ、そろそろ古いのかもしれない」——そう感じつつも、具体的に何を基準に判断すればいいのかわからず、そのままにしている方は少なくありません。
「作った年数」だけで判断すると、まだ十分使えるサイトを作り直してしまったり、逆にリニューアルが必要な段階を見逃してしまったりします。本記事では、作り直しを検討すべき具体的なサインと、部分的な修正か全体的な作り直しかの判断基準を、専門用語をできるだけ使わずに整理します。
先に、要点をまとめます。
- リニューアルの目安は3〜5年とされるが、年数より「具体的なサインがあるかどうか」で判断する方が確実
- スマホでの見づらさ、問い合わせの減少、事業内容の変化、更新のしにくさの4つが代表的なサイン
- 改修箇所が全体の3割を超える、または年間の改修費用がフルリニューアルの2割を超える場合はフルリニューアルの目安
結論:年数より「4つのサイン」で判断する
先に結論をお伝えします。ホームページの作り直しは「公開してから何年経ったか」ではなく、「今のサイトに具体的な支障が出ているかどうか」で判断するのが確実です。
一般的には3〜5年が一つの目安とされ、6年以内に多くのコーポレートサイトが見直されているという調査もあります。ただしこれはあくまで平均的な傾向であり、2年でも作り直しが必要なケースもあれば、7年経っても問題なく使えているケースもあります。年数を気にするより、次に挙げる4つのサインに当てはまるかどうかを確認する方が、実態に即した判断ができます。
サイン1:スマートフォンで見づらい
もっとも見落とされがちで、かつ影響が大きいサインです。パソコンで見る前提で作られた古いホームページは、スマートフォンで開くと文字が小さすぎる、ボタンが押しにくい、横にはみ出してしまう、といった問題が起きがちです。
これは見た目だけの問題ではありません。Googleは現在、スマートフォン版の表示を基準にサイト全体を評価する「モバイルファーストインデックス」という仕組みを採用しています。つまり、スマホでの見づらさは、検索結果での見つけられやすさにも直接影響する可能性があるということです。パソコンで見たときは問題なく見えていても、実際にお客様の多くはスマートフォンから検索・閲覧しているため、パソコンでの見た目だけを基準に「問題ない」と判断してしまうのは危険です。
まずは自分のスマートフォンで実際にホームページを開いてみて、文字が読める大きさか、ボタンが指で押しやすいか、表示に時間がかかりすぎていないかを確認してみてください。あわせて、表示されるまでの体感速度も確認しておくとよいでしょう。読み込みに数秒以上かかると感じる場合、画像のサイズが最適化されていない、古い技術で作られているといった理由が背景にあることが多く、これもスマホでの離脱につながる要因になります。
家族や知人など、普段そのホームページを見慣れていない人に、実際にスマートフォンで開いてもらうのも有効な確認方法です。作った本人や見慣れている担当者は、多少の使いにくさに気づきにくくなっているものです。第三者の「ちょっと見づらいかも」という素朴な感想が、改善のきっかけになることがあります。
サイン2:問い合わせ・反応が減り続けている
以前は来ていた問い合わせが、理由もなく減り続けている場合も、見直しのサインの一つです。競合他社がスマホ対応やデザインを刷新し、相対的に自社のサイトが見劣りするようになった、というケースがよくあります。
ただし、問い合わせが来ない原因は「古さ」だけとは限りません。情報の整理不足やフォームの使いにくさなど、別の原因が絡んでいることも多いため、まずはホームページを作ったのに問い合わせが来ない、よくある原因の見つけ方で紹介している自己診断も合わせて確認することをおすすめします。古さが原因の場合と、運用面の工夫で改善できる場合とでは、取るべき対策が変わってきます。
見極め方の一つとして、「アクセス数自体は変わらないのに、問い合わせだけが減っている」のか、「アクセス数そのものが減っている」のかを分けて考えてみてください。前者は主にサイト内の信頼性や導線の問題、後者は検索での見つけられやすさそのものが低下している可能性が高く、古いホームページではこの両方が同時に起きていることも珍しくありません。
サイン3:事業内容・会社情報が変わった
ホームページの見た目に問題がなくても、掲載している情報が実態と合わなくなっている場合は、作り直しを検討すべきサインです。具体的には次のようなケースが挙げられます。
- 主力のサービス・商品が変わった、または新しく増えた
- 狙っているお客様の層が変わった
- 受賞歴・導入実績・資格の取得など、信頼性を高める材料が増えた
- 代表者の交代、移転、社名変更など、会社情報そのものに大きな変化があった
こうした変化があったのに情報を更新しないまま放置していると、お客様に古い情報のまま伝わってしまい、信頼性の面でも不利になります。特に注意したいのは、サービス内容が変わったのにホームページ上では古いサービスのまま掲載されているケースです。この場合、せっかく問い合わせが来ても「思っていたサービスと違った」というミスマッチが起き、かえって印象を悪くしてしまうことがあります。
業種によっても、どの変化が特に重要かは異なります。士業やコンサルティングであれば取扱い分野の追加・変更、工務店やリフォーム業であれば施工実績や許認可情報の更新、美容室や飲食店であればメニューや料金の変更が、放置されやすく、かつ信頼性への影響が大きい項目です。自社の業種で「変わったのに直していない情報」がないか、一度棚卸ししてみることをおすすめします。
サイン4:自分たちで気軽に更新できない
これは技術的な古さというより、運用体制の古さに関するサインです。「ちょっとした文言修正のために、いちいち制作会社に依頼しないといけない」「担当者しか触り方がわからず、その人がいないと何も変えられない」という状態が続いていると、日々の小さな更新が後回しになり、結果として情報が古いまま固定されてしまいます。
この状態は、必ずしも大がかりなフルリニューアルでなくても解消できることがあります。運用のしやすいツールに乗り換えるだけで、更新の負担が大きく減るケースもあるため、まずは「デザインの古さ」と「更新のしにくさ」を分けて考えてみてください。
見分け方の一つとして、「最後に情報を更新したのはいつか」を思い出してみてください。半年以上前から何も変えていない場合、それはデザインの古さよりも先に、更新のハードルそのものが高すぎることが原因になっている可能性があります。デザインを一新しても、同じ運用体制のままでは、数年後にまた同じ状態に戻ってしまいます。
部分改修かフルリニューアルか、判断基準
4つのサインのうち一部にだけ当てはまる場合、すべてを作り直す必要はなく、部分的な改修で対応できることもあります。判断の目安として、次の基準が参考になります。
- 改修したい箇所が、サイト全体の3割を超える場合:フルリニューアルを検討する目安
- 部分的な修正を繰り返す年間の費用が、フルリニューアル費用の2割を超える場合:同じくフルリニューアルの目安
逆に言えば、直したい箇所がトップページの一部やお知らせ欄程度に留まるのであれば、無理に全体を作り直さず、部分的な修正で様子を見るという選択肢も十分にあります。
判断に迷う場合は、「直したい箇所を紙に書き出してみる」という方法も有効です。トップページのデザイン、会社概要の文章、問い合わせフォーム、スマホでの表示崩れ……と具体的に書き出してみると、思ったより多くの箇所に手を入れたくなっていることに気づくことがあります。逆に、書き出してみたら1〜2箇所だけだった、という場合は、部分的な修正で十分対応できる可能性が高いといえます。
自己診断チェックリスト
自分のホームページが作り直しの時期に来ているか、次のチェックリストで確認してみてください。
- スマートフォンで見たとき、文字やボタンが見づらい・押しにくい
- 以前より問い合わせや反応が減っている、または増えない
- 主力サービスや会社情報が、今のホームページの記載と食い違っている
- ちょっとした修正のために、いつも誰かに依頼しないといけない
- 公開してから5年以上、大きな見直しをしていない
3つ以上当てはまる場合は、全体的な作り直しを検討する時期に来ている可能性が高いといえます。1〜2個であれば、まずは該当箇所の部分的な改修から始めてみるのがよいでしょう。
なお、このチェックリストはあくまで目安です。たとえば1個しか当てはまらなくても、それが「スマホで見づらい」だった場合は、他の項目より優先度を上げて対応することをおすすめします。前述の通り、スマホ対応は検索での見つけられやすさに直結するため、他のサインより影響範囲が広い傾向があるからです。
作り直すなら、今の情報を活かせる方法を選ぶ
作り直しを決めた場合、ゼロからすべてを考え直す必要はありません。今のホームページに載っている会社情報・サービス内容・実績といった情報は、そのまま新しいサイトの土台として使えます。
作り直す手段の選び方についてはホームページの作り方|自分で作る・業者に頼む・SaaSを使う3つの選択肢、費用感についてはホームページ作成、結局いくらかかる?費用の内訳と抑えるコツで詳しく解説しています。特に「更新のしにくさ」がサインの中心だった場合は、制作会社への再発注よりも、自分たちで気軽に更新できるツールへの乗り換えの方が、根本的な解決になることが多くあります。
作り直しのタイミングは、事業の節目と合わせて考えるのも一つの方法です。新しいサービスを始める、店舗を移転する、代表が交代するといった機会は、情報を整理し直すちょうどよいきっかけになります。逆に、特に節目もないまま「なんとなく古い気がする」という理由だけで作り直しても、数年後にまた同じ悩みに戻ってしまうことがあります。作り直す理由が明確であるほど、新しいホームページに反映すべき内容も定まりやすくなります。
よくある質問
Q. ホームページのリニューアルは何年おきに行うのが目安ですか?
一般的には3〜5年が一つの目安とされ、6年以内に多くのコーポレートサイトが見直されているという調査もあります。ただし年数だけで判断するのではなく、スマホでの見やすさや問い合わせ数の変化など、具体的なサインを確認することが大切です。
Q. 作り直すべきかどうか、具体的にはどこを確認すればいいですか?
「スマートフォンで見づらくないか」「問い合わせ・反応が減り続けていないか」「事業内容や会社情報が変わっていないか」「自分たちで気軽に更新できているか」の4点を確認してください。複数当てはまる場合は、作り直しを検討する時期に来ている可能性が高いです。
Q. 部分的な修正と、全体的な作り直し、どちらを選べばいいですか?
改修したい箇所がサイト全体の3割を超える場合や、部分的な修正を繰り返す年間費用がフルリニューアルの2割を超える場合は、フルリニューアルを検討する目安とされています。それ以下であれば、部分的な修正で様子を見ても構いません。
Q. スマホで見づらいことは、そんなに大きな問題ですか?
はい、想像以上に影響があります。Googleは現在、スマホ版の表示を基準にサイト全体を評価する仕組み(モバイルファーストインデックス)を採用しているため、スマホ対応ができていないと検索順位そのものに影響することがあります。見た目の古さだけの問題ではありません。
まとめ:年数ではなく、サインで判断する
ホームページを作り直すべきかどうかは、「何年使ったか」ではなく、「今どんな支障が出ているか」で判断するのが確実です。スマホでの見づらさ、問い合わせの減少、事業内容とのズレ、更新のしにくさ——この4つのサインを確認し、当てはまる数が多いほど、作り直しの優先度は高くなります。
すべてを一度に解決しようとする必要はありません。まずは自己診断チェックリストで現状を把握し、部分的な改修で済むのか、全体的な作り直しが必要なのかを見極めることから始めてください。
「まだ大丈夫」と先延ばしにしているうちに、気づけば5年、7年と時間が経ってしまうのは、多くの中小事業者に共通することです。年に一度でもいいので、本記事のチェックリストを見返す習慣を作っておくと、手遅れになる前に小さな対応で済ませられる可能性が高まります。
おもてらいとは、今のホームページの情報を活かしながら、テンプレートに沿って短期間で作り直せるホームページ作成SaaSです。「更新のしにくさが一番のサイン」という方は、無料で登録して実際の使いやすさを試してみてください。料金プランの詳細は料金一覧からご覧いただけます。
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