はじめてのホームページ第18回3

ChatGPTはどうやってホームページを読んでいる?AI検索の仕組み

ChatGPTがお店を紹介してくれるとき、AIはいつ・どうやってホームページを読んでいるのでしょうか。「学習」と「検索」という2つの仕組みの違いがわかると、AI時代の対策の意味がすっきり理解できます。

執筆: おもてらいと編集部ホームページ運用チーム

「ChatGPTに聞いたら、うちの店を紹介してくれた」——嬉しい反面、不思議に思いませんか。AIはいつ、どうやって、あなたのホームページを読んだのでしょうか。

結論から言うと、AIがウェブページを読む場面は「学習のとき」と「検索のとき」の2つに分かれます。この違いがわかると、AI時代の対策が何を狙ったものなのか、すっきり理解できます。

先に、要点をまとめます。

  • AIは「事前の学習」と「回答時のウェブ検索」の2つの場面でページを読む
  • お店の最新情報が反映されるのは、主に「回答時の検索」の場面
  • AIが読むのは文字と構造。画像の中の情報は苦手

AIがページを読む2つの場面とは?

場面1: 学習(訓練)のとき

ChatGPTのような大規模言語モデル(大量の文章から言葉のパターンを学んだAI)は、作られる段階でインターネット上の膨大なページを学習しています。

ただし、この学習には締め切りがあります。学習が終わった時点までの情報しか知らないため、先週変えた営業時間や新メニューは、学習だけでは反映されません。

場面2: 回答するために検索するとき

いまの対話型AIの多くは、質問に応じてその場でウェブ検索を行い、見つけたページを読んでから答える機能を持っています。「〇〇市のおすすめの美容室」のような最新性が必要な質問では、ほぼこちらの仕組みが働きます。

お店にとって重要なのはこちらです。AIが検索であなたのページを見つけ、内容を読み取れれば、最新の正しい情報で紹介してもらえるからです。

AIは、ページのどこをどう読むのですか?

AIがページを読むときの特徴は、「見た目」ではなく「文字と構造」を手がかりにすることです。

  • 本文のテキスト: 最重要。とくに見出しと、その直後の文章
  • ページの構造: 見出しの階層、表、箇条書きなど、整理された情報は読み取りやすい
  • 構造化データ: 機械向けに「これは店名、これは営業時間」と整理したデータ(詳しくは構造化データとは?
  • 苦手なもの: 画像の中の文字。おしゃれな画像メニューだけだと内容が伝わらないことがある

だからこそ、営業時間や料金を「文字で」書いておくことが、AI対策の基本中の基本になります。

検索エンジンのクローラーとは違うのですか?

仕組みはよく似ています。検索エンジンがクローラーでページを巡回するように(検索に載る仕組みで解説)、AI各社も自前のクローラーでウェブを巡回しています。

サイト側は、robots.txt(クローラー向けの案内ファイル)で、どのクローラーを受け入れるかを指定できます。お店の公式サイトの場合、AIクローラーを受け入れておくほうが、正確な一次情報がAIに届き、誤った紹介を防ぎやすくなります。

また、AIに向けてサイトの概要を渡す llms.txt という仕組みもあります。こちらはllms.txtとは?で解説します。

「AIに読まれやすいページ」とは、結局どんなページですか?

まとめると、次の条件を満たすページです。

条件具体例
文字で書かれている営業時間・料金・住所がテキストで明記
結論が先にある見出しの直後に端的な答え
構造が整っている見出し・表・箇条書きで整理
機械向けの下ごしらえ構造化データ、llms.txt、サイトマップ
アクセスできるクローラーを拒否していない、表示エラーがない

見てのとおり、人間にとって読みやすいページの条件とほとんど同じです。AI対策とは、奇をてらうことではなく「読みやすさを機械にも開くこと」だとおわかりいただけると思います。

まとめ:AIは「文字と構造」で読んでいる

ChatGPTのようなAIは、学習と検索の2つの場面でページを読み、文字と構造を手がかりに内容を理解しています。最新情報で正しく紹介してもらう鍵は、「検索で見つけられ、文字で読み取れる」公式ページを保つことです。

引用されるための条件をさらに掘り下げたい方は、コラムAI検索で「引用される」ホームページの条件へどうぞ。おもてらいとなら、AIが読みやすい構造(構造化データ・llms.txt・サイトマップ)が自動で整います。

運営・編集

おもてらいと編集部 - ホームページ運用チーム。法人・事業所のホームページ運用、AIO、問い合わせ導線づくりを実務目線で発信しています。

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