はじめてのホームページ第8回3

ホームページの文章はどう書く?お客さまに伝わる書き方の基本

ホームページの文章づくりで大切なのは、うまい文章ではなく「お客さまの疑問に答える文章」です。書き出しで迷わないための考え方と、小さなお店ですぐ使える5つの書き方のコツを、例文つきで解説します。

執筆: おもてらいと編集部ホームページ運用チーム

ホームページを作るとき、多くの方が最初につまずくのが「文章」です。いざ書こうとすると、何をどう書けばいいかわからず、手が止まってしまう——。

結論から言うと、ホームページの文章に必要なのは、うまい文章ではなく「お客さまの疑問に、普段の言葉で答える文章」です。このガイドでは、書き出しで迷わないための考え方と、すぐ使える5つのコツを紹介します。

先に、要点をまとめます。

  • 書くべきことは「お客さまが接客でよく聞いてくること」の中にある
  • 主語を「私たち」から「お客さま」に変えると、伝わる文章になる
  • 1文は短く、専門用語にはひとこと補足を。それだけで読みやすさは大きく変わる

何を書けばいいか、どう見つけるのですか?

いちばん確実な方法は、接客中によく聞かれる質問を書き出すことです。

「駐車場はありますか?」「予約は必要ですか?」「初めてでも大丈夫ですか?」——お客さまが口にする質問は、そのままホームページに書くべき内容のリストです。よく聞かれるということは、それだけ多くの人が来店前に知りたがっているということだからです。

まずは質問を10個書き出して、それぞれに普段の接客と同じ言葉で答えてみてください。それだけで、ホームページの文章の骨組みができあがります。

伝わる文章にする5つのコツとは?

コツ1: 主語を「お客さま」にする

つい書きがちなのが「当店は創業20年で〜」という自分主語の文章です。これを「はじめての方も、20年の経験を持つスタッフが丁寧にご案内します」のようにお客さま主語に変えると、同じ情報でも伝わり方が変わります。

  • 変更前:「当店は最新の設備を導入しています」
  • 変更後:「待ち時間を短くできるよう、最新の設備をご用意しています」

コツ2: 1文を短くする(目安は60文字)

1つの文に情報を詰め込むと、途端に読みにくくなります。「〜で、〜ですが、〜なので」とつながってきたら、文を分けるサインです。1文60文字前後、1段落2〜3文を目安にしてください。

コツ3: 専門用語にはひとこと補足を

業界では当たり前の言葉も、お客さまには外国語のように聞こえることがあります。使うなと言うのではなく、「炭酸スパ(炭酸のお湯で頭皮を洗い流すケア)」のように、直後にかっこで補足すれば十分です。

コツ4: 数字と固有名詞で具体的にする

「駅から近い」より「〇〇駅から徒歩3分」、「経験豊富」より「スタイリスト歴15年」。具体的な数字は、それだけで信頼につながります。

コツ5: 「誇張しない」が最強の信頼づくり

「地域No.1」「絶対に満足」のような表現は、根拠を示せないと景品表示法(誇大な広告を規制する法律)の問題になる可能性もあります。等身大の言葉で書かれた文章のほうが、かえって信頼されます。

ページごとに、どう書き分ければいいですか?

ページの役割によって、文章の性格も少し変わります。ページ構成そのものは小さなお店のホームページに必要なページは?最小構成の考え方で解説していますが、文章の観点では次のイメージです。

ページ文章の役割書き方のポイント
トップ3秒で全体像を伝える短いキャッチコピー+ひとこと紹介
サービス疑問に答える内容・料金・所要時間を具体的に
お店について人柄を伝える飾らない言葉で、想いを自分の声で
お問い合わせ行動のハードルを下げる「お気軽に」だけでなく返信目安も書く

書いた文章は、どう見直せばいいですか?

公開前に、スマートフォンで自分のページを開いて音読してみてください。読みにくい箇所、息が続かない長い文、意味がすっと入ってこない言い回しに自然と気づけます。

もうひとつおすすめなのは、家族や友人など「業界を知らない人」に読んでもらうことです。「これどういう意味?」と聞かれた箇所が、補足の必要な専門用語です。

まとめ:文才はいらない。接客の言葉で書く

ホームページの文章は、接客の延長です。お客さまによく聞かれることに、普段どおりの言葉で丁寧に答える——それがそのまま「伝わる文章」になります。

なお、コラムやブログのような「継続的に書く文章」の運用のコツは、コラムホームページのコラムが続かない…を解決する現実的な運用ルールで詳しく解説しています。

運営・編集

おもてらいと編集部 - ホームページ運用チーム。法人・事業所のホームページ運用、AIO、問い合わせ導線づくりを実務目線で発信しています。

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