はじめてのホームページ第10回3

問い合わせフォームの基本 — 項目の決め方と設置の考え方

問い合わせフォームは「作ればいい」ものではなく、項目の数や書き方ひとつで送信率が変わります。小さなお店に必要な項目の考え方、電話・メールとの使い分け、設置後にやるべきことをまとめた基本ガイドです。

執筆: おもてらいと編集部ホームページ運用チーム

ホームページの目的が「問い合わせを増やすこと」なら、問い合わせフォームはその出口にあたる、いちばん大事な部品です。

ところが、フォームは設置すれば終わりではありません。項目が多すぎて途中で諦められたり、送信後に放置されて不信感を持たれたり——もったいない失敗がよく起きる場所でもあります。結論から言うと、フォームの基本は「項目を最小限に、返信を最速に」です。

先に、要点をまとめます。

  • 基本の項目は「お名前・メールアドレス・お問い合わせ内容」の3つ
  • 項目をひとつ増やすごとに、送信率は確実に下がる
  • フォームの価値は設置ではなく「返信の速さ」で決まる

フォームの項目は、どう決めればいいですか?

判断基準はひとつだけです。「最初の返信をするために、本当に必要な情報か?」

小さなお店の基本形は、次の3項目です。

項目必須/任意理由
お名前必須返信の宛名に必要
メールアドレス必須返信手段として必要
お問い合わせ内容必須用件がわからないと返信できない

これに、業種に応じて「電話番号(折り返し希望の方向け・任意)」「希望日時(予約系の店舗)」を足す程度で十分です。

逆に、住所・年齢・来店回数・アンケートのような項目は、最初の返信には不要です。詳しい情報は、やり取りが始まってから伺えばよいのです。

なぜ項目を減らすと送信が増えるのですか?

入力の手間が、そのまま離脱の理由になるからです。

お客さまの多くはスマートフォンからフォームを入力します。小さな画面で10項目を埋めるのはかなりの負担で、途中で「また今度でいいか」と閉じられてしまいます。項目がひとつ減るだけで入力のハードルは目に見えて下がります。

もうひとつ大切なのが、必須項目の示し方です。どれが必須かわからないまま送信エラーになると、多くの方はそこで諦めます。必須マークを明確にし、エラー時はどこを直せばよいかがわかるフォームを選びましょう。

電話やメールとは、どう使い分ければいいですか?

結論は「両方置いて、お客さまに選んでもらう」です。

  • 電話が向く人: 急ぎの用件、話したほうが早い相談
  • フォームが向く人: 営業時間外の問い合わせ、電話が苦手な方、内容を整理して伝えたい方

とくに営業時間外の受け皿として、フォームは24時間働いてくれます。「電話があるからフォームは不要」ではなく、電話・フォームそれぞれの受付時間や返信目安を明記して、選べる状態にしておくのが理想です。

なお、深夜や休日の問い合わせに自動で一次対応する手段として、AIチャットという選択肢もあります。導入の判断基準はコラムホームページに「AIチャット」を置くと問い合わせは増えるのか?で解説しています。

フォームの周りには、何を書いておくべきですか?

フォーム本体と同じくらい、周りの「ひとこと」が効きます。

  • 返信の目安:「1営業日以内にご返信します」
  • 受付の範囲:「お見積もりのご相談は無料です」
  • 断り書き:「営業目的のご連絡はご遠慮ください」

とくに返信目安は効果的です。「いつ返事が来るかわからない」という不安が減るだけで、送信のハードルは下がります。書いた以上は守る必要があるので、無理のない目安を書いてください。

設置したあとに、いちばん大事なことは?

返信の速さです。これに尽きます。

せっかく届いた問い合わせも、返信が3日後では、お客さまはすでに別のお店に決めているかもしれません。フォームの通知をメールやスマートフォンで受け取れるようにして、遅くとも翌営業日までの返信を習慣にしてください。

返信速度がどれほど成約を左右するかは、コラム問い合わせフォームの返信速度が売上を決めるで詳しく解説しています。

まとめ:小さく作って、速く返す

問い合わせフォームの基本は「項目を最小限に、返信を最速に」。この2つを押さえるだけで、同じ訪問者数でも問い合わせの数は変わってきます。

おもてらいとでは、この基本を踏まえた問い合わせフォームが全プランに標準で付いています。通知設定や問い合わせの管理画面もセットになっているので、フォームまわりの仕組みづくりに悩む必要はありません。

運営・編集

おもてらいと編集部 - ホームページ運用チーム。法人・事業所のホームページ運用、AIO、問い合わせ導線づくりを実務目線で発信しています。

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